今回は鉄剤を飲み続けることによる、更年期に発生するシミについてテーマにお伝えします。
1. 鉄の重要性とリスク
鉄は必要な栄養素
鉄は、ヘモグロビンタンパクや筋肉細胞のミオグロビン、そして多くの酵素の補酵素として重要な役割を果たしています。しかし、鉄は「もろ刃の剣」とも言われるほど、過剰摂取には注意が必要です。
フリーの鉄と活性酸素
鉄は体内で何かと結合していないフリーの状態になると、ヒドロキシラジカルという強力な活性酸素を発生させます。この活性酸素は体全体に炎症を引き起こしやすくし、病気の原因やシミの原因となります。
2. 鉄剤と鉄サプリの違い
| 鉄剤の種類 | 説明 |
|---|---|
| 病院で処方される非ヘム鉄 | 胃で活性酸素が発生し、胃が荒れて吐き気がすることがある |
| サプリメントのヘム鉄 | 腸でフリーの鉄になるため、便秘や下痢を引き起こすことがある |
3. 鉄を摂取すると危険な場合
肝機能が低い場合
肝機能が低いと、鉄を安全な状態で保持するためのタンパク質(トランスフェリン)を作ることが難しくなります。このため、フリーの鉄が増え、体調が悪化する可能性があります。
慢性炎症がある場合
脂肪肝やリウマチなどの慢性炎症疾患を抱えている方は、鉄の摂取が炎症を悪化させる可能性があります。体は賢く、炎症を起こさないように鉄を貯蔵鉄(フェリチン)として保持しています。
4. 更年期と鉄の関係
更年期の特性
更年期は45歳から55歳の間に起こり、エストロゲン過剰の状態が続きます。エストロゲンは炎症を引き起こしやすいホルモンであり、更年期はシミができやすい時期でもあります。
鉄の影響
更年期の間に鉄サプリを摂取すると、フリーの鉄が増え、体内の炎症がさらに悪化し、シミができやすくなります。
5. 解決方法
肝臓の機能を上げる
鉄を安全に保持するためには、肝臓の機能を向上させることが重要です。肝臓でトランスフェリンというタンパク質を作り、フリーの鉄を減らします。肝機能を上げるためには、まずエネルギーを増やすことが必要です。
ハチミツの活用
ハチミツは、消化が容易でエネルギー変換が早いため、肝臓の機能を向上させるのに最適です。ハチミツを摂取することで、鉄の過剰摂取によるシミのリスクを減らすことができます。
まとめ
- 鉄サプリや鉄剤を摂取している場合は、すぐにやめること。
- 鉄を取るためにレバーや鉄鍋を使う必要はなく、普通のバランスの取れた食事で十分。
- 月経の量が多い場合は婦人科で相談し、適切な治療を受けること。
- ハチミツを摂取して肝機能を向上させること。
これらのポイントを参考にして、健康的な生活を目指してくださいね。
